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「会社、仕事に行きたくない」体験談と対処法

こんにちは、街角キャリアの羽田です。

「会社に行きたくない」そう思ったことはありませんか?僕は自分で言うのもあれですが仕事大好き人間で、仕事に前のめりな会社人生を送ってきました。

しかし、37歳の時に軽めの鬱になりました。会社に行きたくない、仕事に行きたくない、食事が喉を通らない、歩いていると動機がする、夜は眠れないー・・・。

幸い、自分なりに整理をつけて脱することが出来ましたがあの時は本当に辛かった。ということで、今回は「仕事に行きたくない」方向けのコラムです。

Contents

仕事に行きたくない時はどんな時?

会社にいきたくない時は誰にでもある

ところで、人はどんな時に仕事に行きたくないと思うのでしょうか?私は日々、色々な人のキャリア相談に乗っていますが、「会社に行きたくない」という方は大きく分けると下記のようなことが理由のようです。

会社の人間関係がよくないと仕事に行きたくない

まあこれは王道中の王道ですね。転職理由の70%は人間関係が原因らしいですが、社会人にとって職場の人間関係が重要なのは間違いないでしょう。

上司が合わない、同僚が合わない、部下が合わない、などなど。同じ組織の中にいて一蓮托生なはずなのに、人間関係のトラブルは会社員はつきもの。

私もこれは結構ありました。当時、私は新規事業立ち上げの責任者で、部下は女性3人と年上のおじさん1人。で、この人間関係が最悪だったのです。まあ、私のマネジメントも下手だったんでしょうが、女性3人には全員そっぽをむかれてしまい、嫌われていました。唯一の同性だった年上のおじさんがこれまた問題児でして、偏屈でプライドが高いため、年下の僕にあれこれ指示を出されるのが我慢ならん、という。

どれくらい人間関係がひどかったかというと、プライベートな雑談は皆無。「おはようございます」も「お疲れ様でした、お先に失礼します」も誰も言わず。

・・・今思い出しても最悪ですね。。一重に、自分のマネジメント力の欠如を呪ったものです。

ということで、「仕事行きたくない・・・」となりました。マネージャーの僕が言っちゃダメなんですが。これが会社に行きたくない理由の方の場合、ひょっとしたらあなたの上司も同じようなことを感じているかもしれません・・・。

仕事量が多く労働時間が長すぎると、仕事に行きたくない

これもちょくちょく聞きます。僕自身はワーカホリックなタイプなのでこれが原因で疲れちゃったことはないのですが、「仕事量が多い」「結果として労働時間が長すぎる」のは単純に疲れますよね。

単に働く時間が長いことが苦痛なわけで、残業代が出たとしても労働時間が長すぎるとそれはそれで嫌なようです。労働時間長いのに残業代が出なかったら最悪ですけど。

朝電車に乗って通勤し、「今日は何時間会社にいるんだ・・・」と想像すると確かにうんざりしそうです。

仕事内容に疑問を感じ、キャリアの先が見えないと、仕事に行きたくない

これ、僕も経験者です。日中時間を費やす割に、その仕事が自分のキャリアにどう繋がっていくのかがイメージできない。今頑張ってることが自分の将来に繋がっているような気がしないのです。

こうなると、日々の仕事はただのタスクになってしまい、こなすだけになってしまいます。自分なりの創意工夫や改善欲求が湧かず、言われたこと、やらなければならないことをただ処理していくだけ。

これは辛いですね。

「仕事に行きたくない」からの転職がうまくいかない理由

仕事行きたくないからの転職は勧めない

さて、「仕事に行きたくない」となったらあなたはどのように対応すべきでしょうか?

一時的なものではなく、慢性的に感じるようになってしまったらそれは黄色信号。「転職」を考えた方がいいかもしれません。

ただ、ちょっと立ち止まって考えてみて欲しいのは、安易に転職活動をするのが良いわけではない、ということ。なぜかというと、ネガティブな理由しかない求職者を企業が採りたいとはあまり思わないからです。

もちろん、転職で受ける会社に強い志望理由があり、かつそれまでのキャリアで磨かれたスキルセットが応募するポジションに適合しているなら全然ありだと思いますが、「仕事に行きたくない」が理由で転職活動をしてしまうとどうしてもマインドがネガティブになってしまいがちです。

きっかけが「仕事行きたくない」でもいいのですが、ご自身の過去と未来のキャリアを冷静に捉えていただき、転職活動自体は前向きに行って欲しいなと思います。

仕事に行きたくない時の対処法(体験談)

仕事に行きたくない時の対処法

ではどうすればこの「仕事に行きたくない」状態を抜け出せるでしょうか。これは僕は自分の経験談も踏まえて自信を持って言えるのですが、端的に言うと「会社以外の世界に目を向ける」です。

これは仕事に限った話ではありませんが、一つの居場所にしかいないと人間は窮屈を感じるものです。複数のコミュニティに所属していた方がストレス発散のリスクヘッジにもなります。

では具体的にどんなことをしていけばいいのでしょうか?

社外の人との交流を多く持つ

一番実現度が高いのはこれでしょう。

ビジネスの神様と言われる大前研一氏によると、人が変わるには「生活の時間配分」「住む環境」「人間関係」を変えるしかないそうです。

ということで、人間関係を変えましょう。今までの自分の生活圏とは遠い人と出会ってみるのです。オンラインサロンに入るのでもいいと思いますし、そこまで行かなくても今流行りのclubhouseで人々の会話を聞いてみるのもいい。

もっと手軽な方法は学生時代や地元の友人と話すことです。会社とは違う世界の人と話すだけでも気持ちが前向きになれるはずです。

ただし、注意点があります。それは誰でもいいわけじゃないということ。できるだけ前向きに、毎日頑張ってる人と話しましょう。折角社外の人と会うのにお互い、愚痴や弱音ばかりを吐いていてはその場は溜飲が下がるかもしれませんが刺激はもらえません。

副業を始める

仕事に行きたくなくなった時、個人的に行ったのはこれでした。まあ副業と言えるようなものではないのですが、会社の給料以外で稼げる手段を何か持っておかないと怖い、と思ったのです。

この辺りはまた別の機会でお話ししますが、僕が始めたのはブログでした。はてなブログを最初は始めて、その後ワードプレスで自分でサーバを借りてサイトを立ち上げました。Googleアドセンスやアフィリエイトで稼げないかなと思ったのです。

アドセンス広告やアフィリエイトで年間20万円くらいの広告収入にはなりました。ただそれよりも大きかったのが、自分でサイトを立ち上げることができたり、Webマーケティング的な考え方、スキルが身についたことです。それが結果として独立にも繋がっていきました。

なんらかのサイドプロジェクトを持つ

副業みたいに稼ぎを目的としないまでも、ボランティアやNPOなど、なんらかの自分の活動を始めてみてもいいでしょう。「仕事に行きたくない」マインドになってる人は、仕事に対して受動的になっているはず。それだけで日々が過ぎていくとどんどん病んでいくので、仕事以外でもいいから何か自分から主体的に動ける活動を持っておくことが大切です。

僕の場合は上述したブログでした。広告収入が入ったことも嬉しかったですが、それよりも「自分だけの世界」が持てた喜びは新鮮でした。毎日毎日「あ、これブログのネタになるな」とか思いついたり「こんなこと書いてみたいな」という欲求が出てくるのです。

「仕事行きたくないモード」だった頃の僕にとって、会社仕事以外に主体的に動く活動が持てたのはとても大きかったのです。

ここでポイントなのは「趣味」じゃなく、なんらかの目的、ゴールをもった「活動」であることです。目的があればそれをどう達成するかなどの”主体的探求”行動が発生し、それがあなたの前向きを取り戻していきます。


いかがでしたでしょうか?

仕事に行きたくない、という状態のまま毎日の業務に臨むのは本当に辛いこと。できるだけ早めにその状態から脱出したいですよね。

この記事が何かのお役に立てたならとても嬉しいです。

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