そこで今回は、大企業を辞めて”独立”を選んだ二人の男の声をお届け。一人は5社から給料をもらうフリーランス、もう一人はフリーランスを経て起業。二人はいくつかのプロジェクトでも一緒に働くビジネスパートナーでもある。
そんな二人が毎週朝活として散歩しながらディスカッションをしているというので、二人の朝活に帯同して「独立」について色々話を聞いてきた。
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登場人物
大手人材会社で企業研修の新規事業を立ち上げ成功させた後、35歳の時に独立。現在はマーケターとしてHR領域のマーケティングを専門分野とし、5社の取締役や顧問を務めて働くパラレルワーカー。日本だけでなく韓国にも拠点を持ち、グローバルに活躍中。twitterはこちら!
京大アメフト部キャプテンでオールジャパンにも選出。JTで電子タバコの新規立ち上げをリードし、28歳の時に独立。現在は起業して株式会社pineal(ピネアル)のCEO。様々な企業の戦略構築や実行支援を行いつつ、フィットネスのアプリを開発中。AbemaTVの企画で朝青龍と相撲を取ったことがある。twitterはこちら!
マイナビでキャリア教育系新規事業立ち上げを経験後、40歳で独立し、フリーランスとして活動開始。現在は株式会社Stroblightsを創業し、複数社の企画開発に関わりながら自身でも街角キャリアを立ち上げ。今回はインタビュアーとカメラマン担当。twitterはこちら!
駒沢公園に朝8時に集合
男たちの朝は早い。朝8時に駒沢公園に集合。田園都市線「駒澤大学前駅」から徒歩20分もある場所が待ち合わせ場所に指定され、私(羽田)はひいひい言いながら駅から歩いて待ち合わせ場所に着いたが、二人は時間ぴったりに颯爽と自転車で登場。
え、歩いて来たんですか?駅からだと遠いでしょ。僕ら近所なんでチャリなんです。
僕は最近引っ越したんで自転車で45分かかりましたが・・・。
「チャリで来た」でやつですね。僕はまんまと歩いてきましたよ!
近況報告、ディスカッション。たっぷり1時間、ビジネスミーティング
2人はデジタルマーケティングのスクールビジネスを運営するDMUの事業に関わりつつ、自らも講師も務めている。2人に共通しているのは前職が大企業であることと、マーケティングに造詣が深いこと。そして複数社の事業開発に関わるパラレルワーカーであることだ。そんな2人はどうして朝活を始めたのか?
何ででしたっけ。コロナで外出自粛の中でオンラインmtg疲れしていたんです。
公園だったら3密を防げるんじゃないか、とお互いの近所の駒沢公園を歩きながら話そう、と。しかも人が少ない朝を狙って。
そうしたら意外とよかったんですよね。1時間歩きながらディスカッションしてコメダ珈琲で朝食食べて10時に解散してそれぞれの仕事に向かう、と。
毎週固定曜日にやっているんですが、2人とも濃密な1週間を過ごしているので毎回 情報がアップデートされているんですよね。体動かしながら頭やマインドもリフレッシュされる。良い習慣になってるなと感じます。
実際、2人の話は途切れることがない。2人とも関わっている事業の情報共有から始まり、最近悩んでいることの相談や海外の新サービスの情報交換、そして新しいビジネスアイデアのブレスト・・・。
真面目だけどゆるく、発散していくこの会話は確かに公園で歩きながらじゃないとできないかもしれない。
伴走型でベースの収入源を確保するのがフリーランスのポイント
しかしこのコロナ禍の中、どうしてお二人には仕事がひっきりなしに舞い込むのでしょう?何か意識してることありますか?
僕は基本的に人の紹介でお仕事を依頼されます。人にどういう風に認識してもらうか、が大事ですね。僕は2018年の年末にフリーランスになったんですけど、最初は便利屋だったんですよ。何でもかんでもやってた。でもそれじゃクオリティコントロールが効かなくてそれがフラストレーションで。自分の強みが何かをちゃんと自己認識して、価値を発揮できていれば仕事はつながっていきます。
徳原さんの強みは何なんですか?
超簡単にいうと「難しい問題であればあるほど燃えること」と「物事を前に進めること」です。組織にいると既存事業や人間関係など、複雑に絡み合って前に進まないことがある。それを外部から関わることで、ちゃんと前に進めてあげる。だから単発で仕事を請け負うというよりは伴走型ですね。
僕も基本的には単発の仕事ではなくてプロジェクトにずっと関わっていくスタイルです。でも徳ちゃんと微妙に違うのは僕はもう少し組織の中に入る。僕は今、5社の顧問や取締役をやっているんですけど、僕個人の感覚ではそれぞれの会社の社員みたいな感じです。一緒に働くし、一緒に飲みにも行く。まだまだ新しいワークスタイルだと思いますけど、僕にはこれが合っていますね。
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