こんにちは。ライターのサクラです!社会人5年目の26歳です。
このコロナ禍で、転職やキャリアアップについて考える機会が増えた方もいらっしゃるのではないでしょうか?
また、転職もキャリアアップもしたいけど、特別なスキルや資格もなければ英語力にも自信がない。。そんな悩みを抱えた20代社会人の方は多いのではないでしょうか。
私もその一人です。
そもそも、転職にTOEICって本当に必要なの?
実際のところ、企業側はどのくらい重要視しているの?
ぶっちゃけ何点くらいから履歴書にかけるの?
などなど。疑問や不安は募るばかり。。。
今日は、そんな疑問や不安の答えになるような「転職とTOEICの関係」、「目指したいスコア」、「スコア獲得の為の勉強法」についてお話ししたいと思います。
Contents
転職でTOEICが必要な場合
結論から言うと、TOEICが必要な場合とそうでない場合がある、ということです。
同じ会社でも英語ができる人、できない人がいるのは当たり前の光景です。
しかし、当然のことながら英語ができることでキャリアの幅が広がるのは圧倒的事実。グローバル展開している企業やグローバルなキャリアを考えている場合は、もちろんTOEIC高得点は必須になってきます。
また、新卒の就活の時はポテンシャル採用なのでそこまでマストではなかった企業も中途採用の場合では必要になってくる場合がある、ということです。
つまり、TOEICのスコアがなくても転職はできるが、持っていた方が確実に選択肢の幅は広がるということが言えます。
企業側はTOEICをどのくらい重要視している?
Toeicが必要なことは最初からなんとなく分かってはいたけれど、実際のところ採用側はどのくらい重要視しているのでしょうか?
2013年 「上場企業における英語活用実態調査」報告書によると、新卒採用の入社時に企業側が期待するスコア平均値が565点であるのに対し、中途採用では710点にまで上がります。
100点スコアアップさせるのにも、かなりの時間を要するのがTOEICですから、やはり中途採用の場合は最初からある程度の英語力が期待されており、そのハードルは新卒採用に比べ高い、ということが分かります。
高得点保持なら学歴フィルター突破も
これまでにTOEICの必要性をお話ししましたが、TOEICの利点は、その認知度の高さから高得点保持により学歴コンプレックスの挽回の可能性もある、ということです。
そもそも、TOEICは全世界共通の最も認知度のある語学資格であり、採用活動のみならず、大学や大学院進学、海外留学など幅広く使用されています。
昨今、学歴よりもスキル重視といったグローバル志向の企業も増加している為、学歴に自信が無い、といった方でもTOEICの点数次第で選択の幅も大いに広がるはずです。
これまで学歴に負い目を感じ転職に躊躇していた方は、TOEICの高得点取得が学歴コンプレックス払拭に最も近道なのではないでしょうか。
どのくらいのスコアを目標にすべき?
実際、何点を目標にしていいか、何年もTOEICを受けていない、または自分の点数がどのくらいか分からない人にとっては検討もつかないですよね。
履歴書に書ける最低レベルはいったいどのくらいなのでしょうか?
先ほどもご紹介した通り、企業が期待する中途採用入社時の平均スコアは710点です。
また、期待するスコア平均値分布図によると期待する点数の最も低い点数で610点、最も高い点数で815点というデータがあります。
このことから、履歴書に書くなら600点以上がベターということが分かります。
まずはTOEIC600点を目指そう
先ほども申し上げた通り、英語に自信がない方、これから初めてTOEICを受験する方は、最初の通過点として600点を目指しましょう。
日本人の平均スコアは580点前後であり、企業側が提示する条件も600点が最低ラインです。
また、TOEICを主催する一般財団法人国際ビジネスコミュニケーション協会が定める点数別レベルによると470〜725点が「日常生活のニーズを充足し、限定された範囲内では業務上のコミュニケーションができる。」に値するレベルCに設定されています。(全レベルA〜E)
レベルCでは、基本的な文法・構文を理解していると評価されているため、まずは600点を取得し、英語に対する苦手意識を克服しましょう!
言ってしまうと、600点さえあれば、資格としてはそれなりに通用する、ということです。
英語を使った仕事を希望するならTOEIC730点以上
英語を使った仕事を希望する場合は730点以上を目標とするのが必須です。
先ほども紹介した点数別レベルによると、730〜855点がレベルBになります。
こちらは、「どんな状況でも適切なコミュニケーションができる素地を備えている。」に値し、通常会話は完全に理解でき、応答も速い。業務上も大きな支障はないと評価されているため、英語を使う部署などに挑戦できるレベルです。
英語力をアピールして転職活動したい方、入社後に英語を使った部署を希望する方は730点以上を目指しましょう!
周りと差をつけるならTOEIC860点以上
英語には自信がある方、海外留学経験がある方、外資系の企業を狙う方は860点以上を目指したいところです。
860点以上は一般財団法人国際ビジネスコミュニケーション協会が定める最高レベルのレベルAであり、「Non−Nativeとして十分なコミュニケーションができる。」と評価される為、英語を武器に周りと差をつけらるスコアといえるでしょう。
転職活動でアピールできるスコア獲得のために
ここまでTOEICの重要性や目標にしたいスコアについてお話ししました。
目標は決まったけど、何から始めていいか分からない、そもそもどのくらいの勉強量が必要なの。。?
なかなか重い腰が上がらないですよね。
次に、実際に目標のスコアに到達するために必要な目安勉強時間、勉強方法についてご紹介したいと思います。
TOEIC600点以上を目指すために
600点取得は第一関門といえる、英語が苦手な人、TOEICの点数が分からない人向けの目標設定です。
600点取得の為には、6割以上の正答率が必要で、必要な単語数が約5,000語と言われています。一見、膨大な数に思われますが、一般的に高校卒業レベルで4,000〜5,000語、大学入試レベルで4,000〜6,000語と言われているため、それほど難易度は高くないと考えられるのではないでしょうか。
時間にすると、一般的な英語の基礎がある人の場合だと約300時間が必要だと言われています。もちろん、もともとの英語力によって必要な勉強時間は変動しますが、まずは目標の期間を設定し、計画的にコツコツ勉強していきましょう!
TOEIC730点以上を目指すために
次に、すでに600点以上を保持している人、転職活動時に英語力をアピールしたい方向けの目標設定です。
もちろん、元々の英語力によって必要な勉強時間は変動しますがスコアを100点アップさせるためには約100時間が必要と言われており、必要な単語数は約7,000語とされています。
現在600点台を保持している方は、まずは100時間の勉強時間の確保、新たに2,000語を体得することを目標に勉強しましょう!
600点を目指す方に比べて基礎や受験経験もあり、簡単にスコアアップできるのでは?と思われがちですが、伸び悩むレベルでもあるのも事実です。
実際に私も、600点台までは勉強の成果が目に見えてスコアに繋がりましたが、730点の壁は厚く、なかなか越えることが出来ませんでした。
730点を越えるまでは、最後までテストを解き切ったことがなかったのですが、苦手分野を知ること、分からない問題は飛ばす勇気を持ったことで克服することが出来ました。
TOEICはテクニックも重要と言われています。パーフェクトに拘らず、バランスよくブラッシュアップいていくことが大切です。
まとめ
今日は転職活動におけるTOEICの重要性や、目標にしたいスコア、勉強方法についてお話ししました。
転職やキャリアアップしたいけど、英語力に自信のない方、学歴にコンプレックスがある方は、これを機に是非スコアアップに挑戦し、自分自身のキャリアの幅をぐんと広げていきましょう。
知識や経験は何よりの財産です。
英語を学ぶことで、あなたの転職活動が前向きに進むことを心より応援しています!