こんにちは!薬学部に通いながら、その裏では株式投資を行っているライターのとしと申します。
私は新型コロナウイルスの影響で株式投資を始めた初心者ですので、比較的株式投資初心者の目線でお話しできるかと思い、この記事を執筆させて頂きました。
株式投資初心者から経験者までも悩むのがこの問題だと思います。
株式投資において、順張りと逆張りはどちらの方が勝率が高いのでしょうか。
順張りとは上がっている株を買って更に高いところで売ることで、逆張りとは下がっている株を買って上がったところで売る株式投資の手法です。
結論から言いますと、順張りの方が勝つことのできる確率は高いです。
しかし、私はこの半年間で逆張りをメインに成功してきました。
この記事では逆張りで勝つことのできる確率を高めるノウハウもお教えいたします。
Contents
株式投資初心者の方には特に順張りをおすすめします。
順張りとは、株価が上がっている銘柄を買い、更に高いところで売って売却益を得る株式投資の手法です。なぜ順張りをおすすめするのかと言うと、株式投資は負けないことが重要だからです。
株式投資において一番怖いのが、含み損を抱えすぎて投資の場から退場してしまうことです。含み損とは、損失を確定させてはいないものの、株価が買ったときよりも下がっている状態のことを指します。
株価が下がっている株は上がる確率もありますが、基本的にはそのまま下がり続けてしまいます。底を読むことができればハイリターンを期待できますが、株式投資初心者がそれをするのは至難の業です。
上がり続けているものとして有名なのが、米国のニューヨークダウ平均株価です。いつかは落ちると言われ続けながらも、ずっと株価は上がり続けています。株価は需要と供給により決定しますが、上がり続けている株は人気のためそれを欲しがる人も多いです。そういう事情もあるため、一般的には順張りの方が勝率は高いと言えます。
人それぞれには自分に合っている投資の手法があるかと思います。
私の場合はそれが逆張りでした。一般的には難しいとされている、逆張りで株式投資において勝つ方法をお教えいたします。
逆張りをする上で気を付けていることを何点か挙げます。
①プランを思い描く
②設定したストーリーから外れたら
損切りをする
③売上高などの指標が良い銘柄を選定する
④ボリンジャーバンドを意識する
以上の4点が逆張りをする際に気を付けているポイントです。
①プランを思い描き、それに沿って行動する
逆張りをする際は、株価の動きをある程度予測し、それを頭に入れた上で購入します。
②設定したストーリーから外れたら損切りをする
もちろん、逆張りは難しいため、そこから上がると思っても更に下がってしまうこともあるかと思います。
資金に余裕があればそこでナンピン(※ナンピンとは、株価が下がったところで買い増しして、株の平均取得単価を下げる手法のことです。)をするのも一つの手ですが、冷静に撤退することをおすすめします。
自分の思い描いたプランから外れた場合は迷わず撤退しましょう。
③株価指標の良い銘柄を選定する
株式投資において指標は必要ないという人もいますが、個人的には最後に信じられるのは指標だと思います。
株は売上高やROEなどの指標だけで決まるわけではなく、大衆心理なども時には反映します。そのため、業績は良くても時には下がってしまうこともあります。
株価指標が良いにもかかわらず株価が下がる原因として、利確売りが存在します。配当金の権利落ち日に多いですが、利確とは利益を得ることができたため、持ち株を一旦売って利益を確定させることです。
株価指標がいいにも関わらず、利確売りなどが原因で株価が下がっている銘柄は逆張りのチャンスです。株価が下がっている銘柄を見つけたら、まずはその株式会社の情報と指標を見てみましょう。
何か悪影響があるような情報がないにも関わらず株価が下がっていれば、それはチャンスとなり得ます。逆張りをしてみたい人は、是非一つの目安にしてみてください。
④ボリンジャーバンドを意識する
ボリンジャーバンドとは、移動平均線とその標準偏差からなる線で表される線のことです。標準偏差とはデータのばらつきを表しますが、ボリンジャーバンドの1σの中には約68%のデータが、2σの中には約95%のデータが収まると言われています。更には、3σの中には約99%のデータが含まれます。
簡単に言えば、個々のデータのほとんどはこのボリンジャーバンドの中に収まる傾向にあります。そのため、ボリンジャーバンドから突き抜けて株価が下落しているときは、言わばチャンスであるとも言えるのです。
株価が急激に下落しているときは、焦りや不安から想定以上に株は売られてしまいます。これを狼狽売りと言いますが、何かしら大きな事件があった際にはよく見られます。人間は緊急時に冷静な判断をすることは難しいです。そのため、冷静に考えればその株価で売る必要がなくても、時として株を売却してしまうことがあります。
そのような狼狽売りが発生した際はボリンジャーバンドから逸脱する傾向にあります。勿論、そのまま株価が下がり続けてその値がボリンジャーバンドの中に収束してしまうこともあるでしょう。絶対的な信頼は危険ですが、ボリンジャーバンドは逆張りをする際には意識したい指標の一つです。
以上の点を踏まえ、初心者の僕が株式投資において、個人的におすすめするのは順張りです。
とはいえ、大きな利益を上げたい際には逆張りも効果を発揮します。
優劣を付けることは難しいため、自分に合った方で投資を行うと良いでしょう。